酒質

日本酒に関する記事

酒造りの鍵!知られざる「粕歩合」の世界

お酒は、米と水を発酵させて作られますが、その過程で日本酒と同時に「酒粕」も生まれます。実は、この酒粕の量を調整することが、おいしいお酒造りの秘訣と言えるかもしれません。そして、その酒粕の量を表す割合を「粕歩合(かすぶあい)」と呼びます。一体、粕歩合はどのように日本酒の味わいに影響するのでしょうか?そして、酒蔵はどのように粕歩合をコントロールしているのでしょうか?今回は、普段あまり意識することのない「粕歩合」の世界を探求し、日本酒造りの奥深さに迫ってみましょう。
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日本酒の個性を読み解く「紫外部吸収」

紫外線吸収とは、物質が紫外線を吸収する現象のことです。紫外線は目に見えない光ですが、物質に当たると吸収されることがあります。この時、物質の種類や状態によって吸収される紫外線の波長や量が異なり、その違いが「吸収スペクトル」として現れます。日本酒の場合、含まれるアミノ酸やペプチド、糖類などの成分が、それぞれ異なる紫外線の吸収特性を示します。そのため、紫外線吸収を調べることで、これらの成分の量やバランスを知ることができ、それが日本酒の個性を読み解くヒントになるのです。
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「責め」酒の濃縮された旨みを知る

「責め」とは、日本酒造りの工程で、搾る直前の醪(もろみ)に圧力をかけて酒の成分を濃縮させる、伝統的な技法です。古くから伝わるこの手法は、近年、その味わいの深さから見直されつつあります。通常、日本酒は醪を搾って酒と酒粕に分けますが、「責め」では、搾る前に醪に圧力をかけます。すると、お米の旨みやアミノ酸などが凝縮され、濃厚で複雑な味わいの酒が生まれるのです。「責め」は、その工程の複雑さから、全ての酒蔵で行われているわけではありません。しかし、伝統的な手法で造られた「責め」酒は、日本酒の奥深さを改めて感じさせてくれるでしょう。
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日本酒の甘辛を知る指標「日本酒度」を解説

日本酒度とは、日本酒の甘辛の目安となる数値のことです。日本酒に含まれる糖分の量を測定し、数値化したもので、プラス(+)方向に大きくなるほど辛口、マイナス(-)方向に大きくなるほど甘口とされています。この日本酒度は、比重計を用いて測定されます。水と比較して比重が重い場合はプラス、軽い場合はマイナスで表示されます。これは、日本酒の主原料である米に含まれるデンプンが、製造過程で糖に変化することに由来します。糖は水よりも比重が重いため、糖分が多いほど比重が重くなり、結果としてプラスの日本酒度になるのです。
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酒の旨味の指標「肉垂れ歩合」って?

お酒好きの間でよく言われる「旨味のあるお酒」という表現。実はこの「旨味」、数値で表せることをご存知でしょうか?その指標となるのが「肉垂れ歩合」です。この言葉、あまり聞き慣れない方も多いかもしれません。肉垂れ歩合とは、鶏肉の特定部位の重量割合を示す数値のこと。実はこの数値が、お酒の旨味と密接に関係しているというのです。
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日本酒の奥深さ!「基調香」で知る芳醇な香り

日本酒の魅力の一つに、その豊かな香りがあります。フルーティーなものから、華やかなもの、熟成感のあるものまで、多種多様な香りが私たちを楽しませてくれます。しかし、一口に「日本酒の香り」といっても、それはいくつかの要素が複雑に絡み合って構成されているのです。その香りの土台となり、日本酒の個性を決定づける重要な要素が「基調香」です。この「基調香」について理解を深めることで、より一層日本酒の奥深い世界を楽しむことができるでしょう。
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日本酒の濁りを見極める「ダービディティ」

「ダービディティ」とは、日本酒の濁りの程度を表す指標のことです。透明度とは異なり、濁りの「質」や「状態」を評価する際に用いられます。日本酒の製造工程では、醪(もろみ)の段階や、濾過の度合いによって、様々な濁り方が生まれます。ダービディティは、こうした濁りの微細な違いを見極めることで、お酒の品質管理や香味の予測に役立てられています。
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日本酒の濁り「濁度」って?

私たちが普段口にする日本酒。その味わいを左右する要素の一つに「濁度」があります。濁度とは、文字通り液体の濁りの度合いを示す指標です。では、日本酒において濁度はどのように測定され、どのような意味を持つのでしょうか?濁度は、光を液体に通し、その散乱や透過の度合いを測定することで数値化されます。単位は「度」または「NTU(Nephelometric Turbidity Unit)」が用いられます。濁度が低いほど液体は透明になり、高いほど白く濁って見えます。清酒の製造過程では、醪(もろみ)を搾る際に、どの程度米粒や酵母などの固形分を含ませるかが、濁度に大きく影響します。一般的に、大吟醸のような華やかでフルーティーな味わいの日本酒は濁度が低く、透明度が高い傾向にあります。一方、にごり酒のように、あえて濁りを残した日本酒は、米の旨味や濃厚な味わいが特徴です。濁度は、日本酒の見た目だけでなく、味わいにも深く関わる重要な要素と言えるでしょう。
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知って得する日本酒用語「テリ」

日本酒の「テリ」とは、熟成によって生まれる、なめらかで艶やかな口当たりのことを指します。蜂蜜や水飴を思わせる、とろりとした舌触りを表現する際に用いられます。熟 aged cheese>熟成期間の長い日本酒や、熟成を促す製法で造られた日本酒によく見られる特徴です。「テリ」は、日本酒の味わいに深みとまろやかさを与え、芳醇な香りとともに、より複雑で奥行きのある味わいを生み出します。この独特の舌触りは、日本酒愛好家を魅了する要素の一つとなっています。
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日本酒の「あらい」とは?味わいの秘密を解説

「あらい」と聞いて、具体的にどんな日本酒をイメージできるでしょうか?実は、「あらい」は特定の種類を指す言葉ではなく、日本酒の味わいを表す表現の一つです。「あらい」とは、荒々しさや若々しさ、荒削りながらも力強さを感じさせるような味わいのことを指します。一般的には、辛口で酸味が強く、すっきりとしたキレの良さが特徴として挙げられます。できたてのフレッシュな味わいが楽しめ、パワフルで飲みごたえのある日本酒を好む方におすすめです。
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秋上がりを楽しむ: 熟成された日本酒の味わい

「秋上がり」とは、春先に絞られた日本酒が、夏の間に気温の高い蔵の中でじっくりと熟成され、秋口に飲み頃を迎えた状態を指します。日本酒は、一般的に低温で貯蔵するものと思われがちですが、あえて温度変化のある環境に置くことで、まろやかでコクのある、深い味わいを生み出すのです。 熟成期間は酒蔵やお酒の種類によって異なりますが、数ヶ月から数年に及びます。その間、じっくりと時間をかけて熟成されたお酒は、まろやかで芳醇な香りを纏い、秋の味覚にぴったりの味わいに変化していきます。
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「醸造アルコール」って悪? 知られざるお酒の味への影響

「醸造アルコール」。お酒好きなら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?しかし、それが具体的に何か、説明できる人は少ないかもしれません。 「醸造アルコール」と混同されがちなのが「ホワイトリカー」です。どちらも無色透明で、アルコール度数が高いという共通点がありますが、製法や味わいが異なります。「醸造アルコール」は、サトウキビ molasses や米、トウモロコシなどを原料に発酵させて作られます。 一方、「ホワイトリカー」は、サトウキビ molasses や糖蜜などを原料に蒸留して作られます。簡単に言うと、「醸造アルコール」は発酵、「ホワイトリカー」は蒸留によって作られる点が異なります。この違いが、それぞれの香味の特徴に繋がっています。
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お酒の旨味成分「原エキス分」って何?

お酒のラベルを見ると、アルコール度数と並んで「原エキス分」という表示を見かけることがあります。これはいったい何を表しているのでしょうか?簡単に言うと、原エキス分は、お酒の中のエキス分の濃度を表しています。このエキス分には、糖分やアミノ酸など、お酒の味わいに関わる様々な成分が含まれています。つまり、原エキス分の数値が高いほど、そのお酒はコクや旨味が強い傾向にあると言えます。 原エキス分の表示は、日本酒やビール、ワインなど、様々なお酒で見られます。お酒を選ぶ際の参考情報として、原エキス分にも注目してみてはいかがでしょうか?