90%台精米の秘密兵器!横型精米機とは?

お酒を知りたい
先生、このお酒の解説で『横型精米機』って書いてあるんですけど、これってどういう機械なんですか?

お酒の達人
良い質問ですね! お酒造りで使うお米は、私たちが普段食べるご飯用の米よりもずっと丁寧に精米する必要があるんだ。そのために、精米歩合90~92%といった高い精米歩合で米を磨く場合は『横型精米機』が使われることが多いんだよ。

お酒を知りたい
へぇー、そうなんですね! でも、なんで横型の機械じゃないといけないんですか?

お酒の達人
横型精米機は、回転軸が横向きになっていることで、お米同士をゆっくりと時間をかけて摩擦させることができるんだ。そうすることで、お米の表面を傷つけずに、果皮や種皮、胚芽だけを丁寧に除去していくことができるんだよ。だから、高品質な日本酒造りには欠かせない機械なんだね!
横型精米機とは。
お酒の解説でよく聞く『横型精米機』。これは、普段私たちが食べるご飯と同じくらいの精米歩合90~92%のお米を作る際に使われます。果皮、種皮、胚芽を取り除くため、横向きに回転するロールで米同士を強くこすり合わせることで精米します。
日本酒造りにおける精米の重要性

日本酒造りにおいて、精米は非常に重要な工程です。なぜなら、日本酒の味わいは、米の精米度合いに大きく左右されるからです。
米粒の外側には、タンパク質や脂肪など、雑味のもととなる成分が多く含まれています。これらの成分を取り除き、中心部の純粋なデンプン質である「心白」だけを残すことで、雑味の少ない、洗練された味わいの日本酒を造ることができるのです。
横型精米機の特徴と仕組み

横型精米機は、その名の通り、本体に対して水平方向に設置された胴体の中で米を研磨する精米機です。 従来型の縦型精米機に比べ、低い回転数で精米を行うのが特徴です。このため、米にかかる負担が少なく、割れや欠けを抑えながら、米の表面を均一に研磨することができます。 また、精米時の摩擦熱を抑えられるため、米の風味や栄養を損ないにくいというメリットもあります。
その仕組みは、回転する胴体内部に、多数の溝が掘られた精米ロールが設置されており、このロールと胴体の間で米を研磨していくというものです。 回転速度や時間、精米ロールの種類を調整することで、糠の除去率を細かく調整できるため、90%台の高精白米から、玄米に近い状態まで、様々な精米度合いに対応できます。
90%台精米を実現する横型精米機の役割

近年注目を集める、お米本来の旨味を最大限に引き出す90%台精米。その実現に欠かせないのが「横型精米機」です。従来の縦型精米機に比べ、米粒にかかる圧力が均一なのが最大の特長。摩擦熱を抑えながら、米の表面を少しずつ丁寧に磨き上げることで、割れや欠けを最小限に抑えつつ、表層だけを精密に除去することが可能になります。こうして、90%台という高い精米歩合でも、美しく美味しいお米に仕上げることができるのです。
横型精米機が生み出す味わいの特徴

横型精米機で精米されたお米は、90%台の高い精米歩合でも、雑味が少なく、お米本来の旨味や風味をしっかりと感じられるのが特徴です。これは、米粒を均一に、かつ優しく研磨することで、米の表面を傷つけずに、ぬか層だけを取り除くことができるためです。
従来の縦型精米機では、精米歩合が高くなると、米粒が割れたり欠けたりすることがありました。しかし、横型精米機の場合、米粒にかかる圧力が分散されるため、割れや欠けのリスクを抑えられます。そのため、お米本来の旨味を含んだ「亜糊粉層」を残した精米が可能になるのです。
こうして精米されたお米は、しっかりとした粒感と、なめらかな舌触り、そして奥深い甘みが楽しめます。噛めば噛むほどに、お米の旨味が口の中に広がり、まさに至福のひとときを味わえるでしょう。
まとめ:高精米だけがすべてじゃない!

これまで主流だった高精米は、確かに白く美しく、食べやすさという点で優れています。しかし、精米の過程で失われてしまう栄養素があることも事実です。特に近年注目されているのが、米ぬか部分に多く含まれる栄養素です。
そこで登場するのが、90%台という高い精米歩合を実現する「横型精米機」です。従来の縦型精米機と比べて、米への負担が少なく、割れを抑えながら高い精米歩合を実現できます。
「横型精米機」によって、美味しさだけでなく、栄養価も高いお米を追求することが可能になりました。高精米が良いとされてきた常識を覆し、お米の可能性を広げる「横型精米機」。今後の動向に目が離せません!
