圧搾

製造工程に関する記事

日本酒造りの核心!「責槽」工程で生まれる芳醇な味わい

日本酒の製造過程において、「責槽(せめぶね)」は、発酵を終えた醪(もろみ)から日本酒を搾り出す、非常に重要な工程です。お酒の香味や味わいを左右するこの作業は、まさに杜氏の経験と技が光る瞬間と言えるでしょう。 責槽は、伝統的に「槽(ふね)」と呼ばれる木製の道具を用いて行われてきました。お酒が滴り落ちる様子から「槽口(ふなくち)」や「雫酒(しずくざけ)」など、美しい日本語で表現されることもあります。 近年では、自動化された機械を用いる酒蔵も増えましたが、伝統的な手法である槽搾りには、機械では再現できない繊細な味わいを引き出す力があるとされています。 責槽は、ただ単に液体と固体を分離する工程ではありません。杜氏の五感を頼りに、圧力や時間、温度などを調整することで、理想の味わいを追求する、まさに職人技が凝縮された工程と言えるでしょう。
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日本酒造りの伝統技法:水槽の工程と味わいの秘密

日本酒造りにおいて、発酵が終わった醪(もろみ)から日本酒と酒粕を分離する工程を「水槽」と呼びます。これは、日本酒の味わいを決定づける重要な工程の一つです。古来より、酒蔵では「槽(ふね)」と呼ばれる木製の道具を用いてきました。醪を布袋に詰め、この槽に並べて自然に滴り落ちる雫を集めたものが、雑味のない極上の酒として珍重されてきました。この伝統的な手法は、現在でも高級酒造りに用いられています。一方、現在ではより効率的な方法として、自動圧搾機などが広く普及しています。しかし、いずれの方法においても、圧力をかけることなく、自然な流れで分離を行うことが、雑味を抑え、日本酒本来の風味を引き出す上で重要とされています。
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日本酒造りの核心!「中垂れ」ってなんだ?

日本酒は、米、米麹、水というシンプルな材料から、複雑で奥深い味わいを生み出す、まさに日本の宝と言えるお酒です。その製造過程は、洗米から瓶詰めまで、多くの工程を経て、杜氏をはじめとする蔵人たちの手によって丁寧に進められます。中でも「中垂れ」は、日本酒の品質を左右する重要な工程の一つであり、蔵人の経験と技術が試される場面でもあります。まず、日本酒造りの大まかな流れを簡単に説明しましょう。洗米、浸漬を経て蒸された米に麹菌を振りかける「製麹」、蒸米と麹、水を混ぜて酵母を培養する「酒母造り」、そして、酒母にさらに蒸米、麹、水を加えて発酵させる「醪(もろみ)仕込み」と続きます。醪の中で米のデンプンが糖に変わり、さらにアルコール発酵が進んでいきます。そして、発酵が進んだ醪を絞るのが「上槽(じょうそう)」と呼ばれる工程です。お酒と酒粕を分離するこの工程で、自然と滴り落ちてくるのが「あらばしり」、圧力をかけて絞るのが「責め」ですが、その間の、自然な流れで落ちてくる、最も良質とされる部分が「中垂れ」なのです。
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日本酒造りの立役者!ヤブタ式自動圧搾機とは?

日本酒造りにおいて、圧搾工程は、発酵を終えた醪(もろみ)から日本酒と酒粕に分離する、非常に重要な工程です。この工程の出来栄えによって、日本酒の品質、味わい、香りが大きく左右されます。 搾り方一つで、雑味が混入したり、香りが損なわれたりするため、繊細な技術と経験が求められます。 古来より、日本酒造りには「槽(ふね)」と呼ばれる木製の道具を用いた、重力を利用した自然な圧搾が行われてきました。しかし、この伝統的な方法は時間と労力を要し、また、搾りの速度や圧力を均一に保つことが難しく、品質の安定化が課題でした。