知られざるお酒の世界！「雑酒」ってどんなお酒？
お酒を知りたい
先生、お酒の『雑酒』って一体どんなお酒のことですか？ウイスキーやビールとは違うんですか？
お酒の達人
良い質問ですね！実は『雑酒』は、ウイスキーやビールといった特定の種類の酒に当てはまらないお酒の総称なんですよ。 例えば、梅酒やリキュールなどは『雑酒』に分類されます。
お酒を知りたい
へえー！じゃあ、梅酒もリキュールも『雑酒』なんですね。種類がたくさんありそうで、ちょっと複雑ですね…
お酒の達人
そうですね。『雑酒』は、大きく分けて発泡酒、粉末酒、その他の雑酒の3つの品目に分けられます。梅酒は『その他の雑酒』、梅酒を炭酸で割ったものは『発泡酒』に分類されるんですよ。
雑酒とは。
「雑酒」とは、簡単に言うと、日本酒、焼酎、ビールなど、その他のお酒の種類に当てはまらないお酒のことです。 つまり、酒税法で定められている清酒、合成清酒、焼酎、みりん、ビール、果実酒、ウイスキー、スピリッツ、リキュールのどれにも当てはまらないお酒が「雑酒」と呼ばれます。 雑酒には、発泡酒や粉末酒などが含まれており、その他にも様々な種類があります。
酒税法が定める「雑酒」とは？
「ビール」「日本酒」「ウイスキー」と聞いて、どんなお酒かすぐにイメージできますよね？では、「雑酒」と聞いて、どんなお酒か具体的に説明できますか？ 実は「雑酒」は、酒税法で定められたれっきとしたお酒の種類の一つなんです。
酒税法では、お酒を「酒税法で定められた製法によって作られたもの」と定義し、種類別に分類しています。具体的には、「清酒」「ビール」「ウイスキー」「ブランデー」「焼酎」「スピリッツ」「リキュール」「果実酒」「その他の醸造酒（発泡性を含む）」の10種類です。そして、これらの10種類に当てはまらないお酒を全て「雑酒」と呼んでいます。
実は身近にたくさん！雑酒の種類
「雑酒」って、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。もしかしたら、お酒に詳しくないと思われてしまうかも…？なんて不安に思う方もいるかもしれませんね。でも、安心してください！実は雑酒は、私たちのとても身近な存在なんです。
では、一体どんなお酒が雑酒に分類されるのでしょうか？代表的なものをいくつかご紹介しましょう。
例えば、梅酒や果実酒は、多くの人が一度は口にしたことがあるのではないでしょうか？甘酸っぱくて飲みやすいので、お酒初心者の方にも人気ですよね。
その他にも、リキュールやスピリッツなども雑酒に含まれます。リキュールは、果実やハーブの風味が豊かで、カクテルのベースとしてもよく使われます。スピリッツは、ジンやウォッカ、ラムなど、アルコール度数の高いお酒が多いのが特徴です。
このように、雑酒と一言で言っても、実に様々な種類が存在します。それぞれの味わいや特徴を知れば、もっとお酒の世界を楽しむことができるはずです。
発泡酒：ビールとは何が違う？
「発泡酒」と聞いて、ビールと何が違うのか疑問に思ったことはありませんか？どちらも麦を使った泡立つお酒ですが、実は明確な違いがあります。それは麦芽の使用比率です。ビールは麦芽の使用比率が決まっていますが、発泡酒は麦芽の使用比率がビールよりも低いため、原料の一部に米やコーンなどを使用しています。この違いによって、風味や価格帯が変わってくるのです。一般的に、発泡酒はビールよりもスッキリとした味わいで、価格も手頃なものが多い傾向にあります。居酒屋のメニューで「第三のビール」という言葉を目にしたことはありませんか？これは、発泡酒の中でもさらに麦芽の使用比率を低く抑えたり、麦芽を全く使用せずに別の原料を用いたりすることで、より低価格を実現したお酒のことです。ビール、発泡酒、第三のビール…どれも個性豊かなので、飲み比べてみるのも面白いかもしれませんね！
粉末酒：進化を続けるお酒の形
お酒というと、瓶や缶に入っている姿を想像する方が多いのではないでしょうか。しかし近年、「粉末酒」という新しい形のお酒が登場し、注目を集めています。粉末酒とは、その名の通り、お酒を粉末状にしたものです。お湯や炭酸水などで溶かすだけで、手軽にお酒を楽しむことができます。
粉末酒の魅力は、その携帯性と保存性の高さにあります。旅行やアウトドアなど、荷物がかさばるシーンでも気軽に持ち運ぶことができ、また、常温で長期保存が可能なため、災害時などの備蓄品としても注目されています。
さらに、粉末酒は味やアルコール度数のバリエーションが豊富なのも魅力です。カクテルやサワーなど、様々な種類のお酒が粉末化されており、自分の好みに合わせて選ぶことができます。
進化を続けるお酒の形として、粉末酒は今後ますます注目を集めていくことでしょう。
その他雑酒：多様性あふれるお酒たち
ここからは、特定のカテゴリーに収まりきらない個性豊かな「その他雑酒」の世界をご紹介します。多様な原料や製法が生み出す、バラエティ豊かな味わいは、まさに未知との遭遇！新しいお酒との出会いを求める冒険家たちを、きっと満足させてくれるはずです。
例えば、近年注目を集めている「クラフトジン」は、ジュニパーベリーという西洋ネズの果実を主原料としつつ、ボタニカルと呼ばれるハーブやスパイス、果実などを自由に組み合わせることで、多様な風味が生まれます。柑橘系の爽やかなものから、和の素材を使った個性的なものまで、その味わいは千差万別。自分好みのクラフトジンを探す旅も楽しそうですね！
また、米や麦麹を使った「リキュール」も、その他雑酒の代表格と言えるでしょう。果実を漬け込んだものや、クリームを加えたものなど、その種類は実にさまざま。甘くて飲みやすいものが多く、お酒初心者の方にもおすすめです。
その他雑酒は、常に進化を続けるお酒のジャンルと言えるでしょう。新しい原料や製法に挑戦する「酒蔵の情熱」が、私たちを未知の味わいの世界へと誘ってくれます。ぜひ、自由な発想で、まだ見ぬお酒との出会いを楽んでみてください！